ZIPPOライターの信頼を語る際に忘れてはならないのが、永久無償修理制度です。ZIPPO社では、数十年前のライターでも、故障の際には、もう一度使えるように無料で修理をしてくれます。
こういった故障でも修理してくれますか?修理はいくらですか?といったお問合わせを様々いただくことがありますが、原則、どのような故障でも無料修理に応じてくれるのがZIPPO社の永久無償修理です。ただし、どのように修理されるのかは、サービスセンターにおまかせすることになります。
ZIPPOライターの修理について
故障したジッポーライターは、下記に記載のジッポーリペアサービスセンターまで送付して修理を依頼して下さい。
修理でもっとも多いのがヒンジ部分(蓋と本体を繋ぐ稼働部分)だそうです。強度にできてはいますが、長年のふたの開閉でつなぎの部分が痛んでしまうんですね。
その他には・・・
・ふたが取れてしまった
・落としてふたが曲がってしまった
・誤って踏みつけて凹んでしまった
・フリントウィールが回らない
・着火できない
・ガスが噴射されない
など色々な修理に対応してくれます。
ZIPPOライター修理の注意事項
現状のパーツで修復できない場合は、部分的に新しいパーツに交換することがあり、今までの見た目と大分変わってしまうことがあります。
ZIPPO社の無償修理は、ライターをもう一度使える状態にすることです。
お任せの修理になりますので、細かい要望にジッポーリペアサービスが必ずしも応じてくれるとは限りません。
車の修理のように、機械修理の他に板金やペイントなどで以前の状態を復活させるものではありません。
お客様のお好みやご使用によってできた色合いや風合いを必ずしも再現できるものではありませんのでご了承ください。
特にこだわりがある、贈り物で想い入れがあるのでパーツ交換をして欲しくない、修理によってコレクション価値が下がってしまう可能性があると思われる際には、修理依頼にその点を明記する手紙を同封して、状況によっては修理をしないで返送してもらってください。
オイル・ウィック(導火線)・フリント(発火石)といった消耗品については、修理の対象ではありません。コンビニ・ホームセンター・ネット通販などでご購入ください。
送付方法・修理依頼先・送料について
修理は無料ですが、ジッポーリペアサービスまでの送料はご負担ください。
ご依頼主様の名前とご住所、故障状態を説明した手紙と保証書も同封されることをおすすめします。うっかりしてご住所の記載を忘れてしまった場合、大事なZIPPOが返送されてこないこともあります。
保証書がなくても修理は受付けてくれます。古いZIPPOでは、何十年も保証書を保管することができないことがありますし、一部の商品はパッケージ等に保証案内が記述されていて知らずに処分されてしまうことがありますので仕方ないこともあります。
ただ、中古品などで保証書がない状態で購入されたり譲り受けた場合、それがZIPPO社の正規品ではない(コピー品等)ことがあります。正規品以外は修理不可です。非正規品は着払いで返送されますのでご留意ください。
故障の具合によって、修理に時間がかかることがあります(修理は1~2ヶ月かかる場合もあります)。なかなか返送されてこないときなどは、しっかり届いているのかと心配になってくるかもしれません。
普通郵便やメール便で送られた後に、「届いていますか?」と不安げなメールを当店へお送りいただくことが度々ありますが、送達状況はジッポーサービスへ直接お問い合わせいただかないと分かりません。
普通郵便やメール便は、原則、ポスト投函で受取人の署名や受領印を必要としないため、確実にお届けできるとは限りません。
後からご心配されることがないように、宅配便のように手渡しで受領印を必要とする送達方法をお勧めいたします。大切なZIPPOをお送りいただく際には、配送方法のご選択に十分考慮されますようお願いいたします。
※着払いは不可ですのでご了承ください。
ZIPPOライター修理依頼先
アメリカ:
Zippo Repair Clinic
1932 Zippo Drive
Bradford, PA 16701 USA
日本:
修理先や送付方法などで変更がある場合があります。修理ご依頼先は、ZIPPO JPANのサイトをご参照ください。
なお、以下の住所では受付を終了しております。
〒491-0376
愛知県一宮市萩原町串作水絶36
ジッポーサーヴィス
TEL:0586-69-2276 受付:10:00~17:00(月~金)
↓以下は2006年9月30日にて受付終了となりました。
日本:〒450-8691 名古屋中央郵便局私書箱233号 ジッポー・サービス
日本:〒111-8691 東京浅草郵便局私書箱47号 ジッポーサービス東京
ライター送付の際の梱包について
オイルライターを梱包する前には、インサイドケースを取り出して数日間放置してオイルを蒸発させてください。
※換気の良い、引火する可能性のないところで行ってください。
ガスライターの場合は、ガスを抜いてください。ガスを抜くためには、ライターを逆さにして、ガス充填部分を小さなマイナスドライバーなど尖ったもので押さえるとガスを排出できます。※ZIPPO BLUについては、部品製造が終了したため修理を行っていないそうです。
ライター本体はティッシュ等柔らかいもので包み、破損しないようにクッション付封筒などに入れお送りください。
ライター本体のみ送付してください。ケースや箱は送付しないで、お手元で保管してください。
ジッポーリペアサービスからの返送について
返送料はジッポーリペアサービス側で負担してくれますが、配送方法はお任せになります。
アメリカの場合も、返送料はZIPPO社(Zippo Repair Clinic)が負担してくれますが、一般の国際普通郵便になると思います。
ZIPPOライター修理でその他ご留意いただきたい点
◆柄やデザイン、特別に付けられたエンブレムやメダル、表面のキズなどの修理はできません。
◆ジッポーサービスは修理を担うところで、デザインの印刷をする、装飾を付ける、ライターの改造等は行っていません。
◆ZIPPOライター以外(燃料タンクや収納ケースなど)は無償修理の対象にならないことがあります。
◆高価なコレクター品の修理にはご注意ください。ライターによっては部品一式を取り替えてくれる場合もあります。特にコレクター価値の高いライターを修理に出されるときは、特定の部品を交換せずに修理不可の場合は、そのまま返送してくださいといったメモを同封されることをお勧めします。また、部品交換をした場合、古い部品を処分せずに送り返して欲しいときはそのことを伝えください。※ご要望がすべて受け容れてもらえないことがありますのでご留意ください。
◆保証書を無くしてしまっても修理は可能です。ただし、正規のZIPPOライターであることをご確認ください。中古で購入された場合は、コピー品(偽物)である可能性がゼロではありません。また、ZIPPOに似たオイルライターがたくさんありますが、それらは対象外です。
◆中古品売買では、保証書が付いてこないことがありますが、アジアなどからのコピー商品が増えていることもあり十分ご注意ください。正規のZIPPOライターではないコピー商品の修理はジッポーサービスに送らないでください。オークションや個人売買に関わる事案は、出品者(販売者)や運営会社にお問合わせ下さい。
◆オイル切れ、フリント/ウィックの消耗などは故障ではありません。ZIPPO専用オイル、フリント、ウィックは、コンビニは大手ホームセンターなどで販売されています。ZIPPOライターのお手入れのページを参考にご自身で交換してください。
◆ZIPPO取扱店によっては独自で修理をしたり、代行でジッポーサービスへお客様のライターを修理依頼することがあります。ZIPPO社では無償修理を約束していますが、代行の場合はショップ独自の代行手数料等を請求される場合があります。Zippo Repair Clinicやジッポーサービスセンター以外で修理を依頼される際には事前に料金をご確認下さい。
◆郵便で送る際に、郵便窓口で内容物を尋ねられる場合があります。詳しく尋ねられる場合は、オイルやガスの入っていないライターであることを告げてください(オイルやガスは必ず抜いてください)。残念ながら、郵便局によっては、危険物としてZIPPOライターを受付けてくれない場合があるようです。その際には、宅配便(陸便)のご利用をお勧めします。
◆日本では、ZIPPOのロゴをつけた商品が多数販売されています(アウトドア商品や衣類関連など)。これらは、ZIPPO社からライセンスを受けて日本の会社などが製造販売しています。保証期間や修理等については、取扱店や製造元へご確認ください。当店ではアメリカZIPPO社で直接販売されているオリジナルZIPPO以外お取扱いはしておりません。
◆当店はジッポーサービスを運営している会社ではありませんので、当方にご連絡いただいても修理状況や返送日等をご案内することはできません。修理をご依頼され、2ヶ月以上しても返送されてこない場合は、ジッポーサービスへ直接お問い合わせくださいますようお願い致します。
永久無償修理の保証書をプリントしたZIPPO
ZIPPOライターの永久無償修理の保証書をプリントしたジッポーライターがあります。プリント柄は、年代を感じさせる色合いが出ており、永久無償修理の歴史も彩っているようです。
ZIPPOライターには世界的に有名な永久無償修理の制度があります。これは、創業者であるジョージ・ブレイズデル氏が、取り入れた制度で、ZIPPOライターに故障があれば、もう一度使えるようにいつでも無料で修理する制度です。
ブレイズデル氏(1895-1978)は、毎日、修理センターを訪れ、修理状況を視察し、お客様から送られてくる手紙にも目を通していたそうです。
修理を依頼する手紙には、単に修理箇所を説明する紙の切れ端のようなものもありましたが、時には、長いお手紙もありました。
その手紙には、お客様のZIPPOがどこからどうやってその方の手元に渡ってきたのかといった大切な歴史が綴られていることがありました。
ZIPPOライターが修理のため送られてくることは、そのZIPPOを大切にしてくださるお客様がいることの証です。
そして、修理されたZIPPOへの感謝の手紙もあり、自分が約束した無償修理を信じて頼ってくれるお客様がいること、ブレイズデル氏は大切に思っていたのでしょう。
1978年にブレイズデル氏は他界しましたが、その意思は今でも引き継がれています。
No.24184
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