ZIPPOライターを使っていると火花が出なくなるときがあります。一般的な理由は、フリント(発火石)が無くなってしまったことによるものです。
火花を散らすフリントは永久的なものではないので、時々、交換が必要です。
フリントの交換時期はライターの使用頻度によりますが、着火するときに回すフリントウィール(円形のパーツ)が重く感じたり、火花の散りが悪くなってきたと感じたらフリントの残量を確認してください。
フリントは新品のもので5mm程度なので、2mm以下になったらそろそろ替え時ではないかなと気をつけながら使っていただければと思います。
フリント(発火石)の購入
フリントは、オイルと同様、大手コンビニエンスストア、ホームセンター、ディスカウントストアなどで簡単に入手できると思います。
1パックに6個フリントが入っていますので、1パック買っておけば当分もつでしょう。
ZIPPO社製のフリントをおすすめします。他社製のものは、着火の不具合や詰まりの原因になることがあります。
ZIPPOライターのフリント(発火石)交換方法
フリントの交換には、まず、ライター本体からインサイドケース(写真下)を取り出します。そして、インサイドケースの底にあるネジを回します。
このネジの部分は、初めて回すときはとても硬いことがあります。その際には、頑丈なペンチなどを使って、少しネジを緩めてから回してください。
ネジを緩めると中からスプリングが出てきます。これが内部でフリントを支えているパーツになります。
スプリングを取り出したら、中に入っているのはフリントだけになりますのでそれを取り出します。古くなったフリントは取り出しにくいことがありますので、卓上でインサイドケースを軽く叩いてみてください。
後は、新しいフリントを入れて、スプリングを戻してネジを締めればフリントの交換は完了です。ネジは余りきつく締めすぎると次回取り外しが大変になりますので、必要以上に締め付けないようにしてください。
ZIPPOライターのフリントに関する注意事項
火花が散らない時は、フリントを使いきってしまった可能性が高いので無理にフリントウィールを回して火をつけようとしないで下さい。フリントを支えているスプリングティップという部品を痛めてしまいます。
火花が散らないケースで、フリントウィールという円形の部分が回らなくなってしまっていることがあります。
これは、前出のフリントが減ってきたことによる影響と故障の2パターン考えられます。
フリントが減ったことによる影響であれば、フリントを交換すれば直ります。
フリントが欠けたりして詰まっていることがありますので、交換の際にはインサイドケースを卓上でコンコンと叩いて破片も含めて取り出してください。
一旦、フリントを取り外して(フリントを支えているスプリングも一緒に外したままで)、フリントウィールを回してみてください。
この状態で、フリントウィールが回らない場合は、フリントウィール自体が故障している可能性が高いです。
フリントウィール自体が故障しているケースは、個人での修理は難しいので、ジッポーサービスに修理を依頼してください。