ZIPPOを語る上で忘れてはいけない存在に、ジッポーカー(ZIPPO CAR)があります。ジッポーカーは、アメリカでジッポーライターを知ってもらうために、ZIPPO社が宣伝用に改造した車です。
ZIPPO CAR (ジッポー・カー)
アメリカでは、宣伝のため、車を改造して商品アピールをすることがあります。
車の本体を商品に似せて改造して、ユニークで楽しい車を作ってしまいます。いかにもアメリカらしい感じです。
例えば、ビールのボトルやチョコのパッケージ、ホットドック、カメラなどがあります。
宣伝だけでなく、移動販売で目立つ車を使っているところも数多くあります。
アメリカではこの種の宣伝車を、プロモーショナル・カーとかプロダクト(商品)とモービル(車)を合わせて、プロダクト・モービルと呼ぶこともあります。
ZIPPO社の創業者であるジョージ・ブレイズデル氏も子供の頃にそれを見ていて、ZIPPOでもやってみようと思ったそうです。
そして、1947年のクライスラー・サラトガで、ジッポー・カーの製造が始められました。
車自体のお値段が2048ドルの時代に、製造費は何と車体の10倍以上もかかったそうです。
完成したZIPPOカーは、翌1948年と1949年にはアメリカ各地のパレード等に参加し、アメリカ中にZIPPO社の宣伝をして周りました。
既にZIPPOライターは、第二次世界大戦を経て兵士の間ではたいへん有名になっていましたが、平和な時代でも愛用してもらえるようにとの意図もあったようです。
ただ、この車には様々な問題があったそうです。その一番の問題は、なんと言っても重量でした。ルーフに大きなライターを乗せていたのですから仕方ないのですが、おかげでよくパンクしていたそうです(笑)。
1950年代の初め、ジッポー・カーは、修理と改良のためピッツバーグにあるフォード・ディーラーに送られました。ジッポー・カーは解体され、トラックのフレームを使ったりして強度をアップするなどの改良が加えられるはずでした。
しかし、コスト高の問題等で作業は遅れ、ジッポー・カー改良の熱意は薄れ始め、2~3年後にはジッポー・カーはどこかに消えてしまいました。
1970年代、ZIPPO社ではジッポー・カーの行くへを調査しましたが、当時のディーラーも倒産してしまい、オリジナルのジッポー・カーは、謎のまま行方知らずなのだそうです。
現在のジッポー・カーは、二代目です。
オリジナルのジッポー・カーをレプリカして、1947年のクライスラー・サラトガ・ニューヨーカーをコレクターからわざわざ購入して、ジッポー・カーに改造しています。
二代目のジッポー・カーは、1996年から製造されて、1998年のZIPPO/CASEスワップミートにてお披露目されました。
ジッポー・カーは、ZIPPO/CASEビジターセンターに展示されていないときは、アメリカ中を周っています。
ただし、移動はトレーラーに乗せて、DODGE RAMのピックアップに引いてもらっているそうですよ。
展示されているZIPPO CARを近くから撮影した動画↓
ロード・トリップ・ベガス&ラッシュモアZIPPO
ジッポー・カーは、アメリカ中にZIPPOライターを知ってもらうためのイベント・カーとして1947年にオリジナルが制作されました。そして、1948年と1949年にはアメリカ各地のパレード等に参加し、アメリカ中にZIPPO社の宣伝をして回りました。
こちらのシリーズでは、4人の大統領の顔が彫られているマウントラッシュモアやラスベガスで撮影されたZIPPOカーが綺麗にプリントされています(2004年製)。
現在は二代目のジッポー・カーですが、1996年から製造されて、1998年のZIPPO/CASEスワップミートにてお披露目されました。現在も、イベントやパレードに参加したりして、アメリカで活躍中です。
No.20720
ロード・トリップ・ベガス
“Road Trip Vegas”
SOLD OUT
No.20719
ロード・トリップ・ラッシュモア
“Road Trip Rushmore”
SOLD OUT
クライスラー・サラトガ・ニューヨーカーを改造したZIPPO CAR
ZIPPO社のアイコンでもあるジッポーカーをプリントしたジッポーカー&ビルディングZIPPOです。
ハイポリッシュ・クロムZIPPOにジッポーカーがプリントされ、バックグラウンドにはZIPPO社のオフィスビルがレーザー彫刻されています。
アメリカでは宣伝のために車を改造して商品アピールをすることがありますが、ZIPPO社ではクライスラー・サラトガを改造したジッポーカーが色々なイベントに登場してきました。
現在は、1947年のクライスラー・サラトガ・ニューヨーカーを改造した二代目のZIPPO CARが活躍しています。
No.28507
ジッポーカー&ビルディング
(Zippo Car & Building)
SOLD OUT
ZIPPOプロモーショナル・カーZippo Jeep
Zippo Jeepをプリントしたジッポーライターです。2011年にJeep Wranglerを改造したZIPPOプロモーショナル・カー「Zippo Jeep」が登場しました。
ZIPPO社では、近年、アウトドア・グッツの充実が図られておりJeepを起用したのはその流れから来たものかもしれません。
ハイポリッシュ・クロム・ジッポーライターにカスタマイズしたJeepがプリントされています。また、バックグラウンドには、ZIPPO社のオフィスビルがレーザー彫刻されています。デザインは表面だけになります。
アメリカでは宣伝のため、車を改造して商品アピールをすることがありますが、ZIPPO社でも以前からクライスラー・サラトガを改造したジッポーカーが色々なイベントに登場してきました。新しいZIPPO宣伝カーであるZippo Jeepのカスタムを手がけたのは、有名なウエスト・コースト・カスタムスです。
ジッポー・ジープ
(Zippo Jeep)
SOLD OUT
ジッポーカー 1947 ZIPPO CAR
ジッポー・カーは、アメリカ中にZIPPOライターを知ってもらうためのイベント・カーとして1947年にオリジナルが制作されました。そのジッポー・カーをプリントしたジッポーライターです。
No.302
1947 ZIPPO CAR
SOLD OUT
ジッポーカー10周年記念限定ZIPPO – Zippo Car 10th Anniversary
ジッポーカー10周年記念限定ZIPPOです。二代目のZIPPOカーがお披露目されてから10年が経ちます。そこで登場したのが、こちらのZIPPOカー10周年モデルです。1500個限定となりますのでコレクションアイテムとしても楽しみがあります。
ZIPPOカーとは、ZIPPOライターを宣伝するために作られたカスタマイズ車です。1947年より歴史があり、現在、二代目が活躍しています。
鏡面加工であるハイポリッシュクロムのZIPPOがベースになっています。ZIPPOカーを正面から描いた姿がプリントされています。さらに、1500個限定のシリアルナンバーが上蓋に刻印されています。
裏面にもデザインがあり、ZIPPOカーの後姿が描かれています。ライター表面はZIPPOカーを前から撮った絵となり、ZIPPOを裏返すと後姿が見られるというのも面白いアレンジです。
No.24512
ジッポーカー10周年記念限定
(Zippo Car 10th Anniversary)
SOLD OUT